サンドラッグ

調剤薬局事業

サンドラッググループの調剤薬局には2つの事業目的があります。
1つめは調剤薬局として医療機関と協力しながら、地域医療に貢献することです。
2つめは次世代を担う優秀な薬剤師を育成することです。

調剤事業の取組み

医療用医薬品の知識に留まらず、市販のお薬や健康食品なども含めて知識を習得した薬剤師が、地域の皆様に寄り添うことで
患者さまに安心してご利用いただくこと、またドラッグストアの利用と合わせて便利を提供すること・・・これが調剤事業の目的です。
安全性の確保、地域医療への取組み、経験豊富な薬剤師が継続して勤務可能な労働条件を揃えるなど、
継続して安定した事業を継続させる様々な取組みをしています。
これにより「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」として患者さまからの信頼獲得を目指しています。

調剤過誤防止の取り組み

サンドラッググループではバーコードを用いた「バーコード調剤過誤防止システム」や、
業界唯一の取り組みである「カメラ監査指導システム」を導入し、思い込みによる調剤ミスを防止しています。
調剤事業部では、このような調剤過誤防止のための仕組みづくりを行っています。

バーコード調剤過誤防止システム
コンピューター端末に処方内容を入力するとバーコードが出力され、
同じようにバーコード管理されている薬と照合することで、
思い込みによる取り違いなどの人為的なミスを防ぎます。
また独自のカスタマイズを行い、より安全に患者さまにお薬を提供する工夫をしています。
カメラ監査指導システム
処方箋チェックから調剤監査、服薬指導に関するアドバイスに至るまで、
調剤専任薬剤師の上級指導者及び本部調剤マネジャーが、
調剤併設店に設置された高性能テレビカメラを通して、現場薬剤師に指導を行っています。
通常店舗では他の薬剤師が確認をしますが、このシステムを開発・導入したことにより、
どんな状況下でも複数の薬剤師が確認する体制を確立しました。
現在、調剤併設店への導入を行い、月に10,000件以上のカメラ監査が実施されています。

在宅医療への取り組み

現在の医療では「薬は薬剤師、看護は看護師」等、それぞれのスペシャリストがその力を発揮し、
医師はそれら専門家の意見を聞きながら最善の治療を選んでいく「チーム医療」という形が取られるようになりました。
チーム医療における薬剤師の役割は、今後も一層大きくなると考えられており、
サンドラッググループの調剤薬局でも様々な形でその一端を担っていきます。

コミュニケーター薬剤師の育成強化
これからの調剤薬局には医療提供施設として医師の考えをかみくだいて患者さまに伝え、
また患者さまからの意見や情報を医師に伝える「医療の架け橋」としての役割が
求められるようになっています。そこで重視され始めたのが、
豊富な知識と高いコミュニケーション能力を兼ね備えた「コミュニケーター薬剤師」の存在です。
サンドラッググループの調剤薬局では、医師との連携や患者さまへの服薬指導において
優れたコミュニケーション能力を発揮できる、コミュニケーター薬剤師の育成に注力しています。
在宅患者・老人介護施設への訪問
終末期医療が注目され、住み慣れた自宅で治療(在宅医療)を希望する患者さまが増えています。
また、超高齢化が進んでおり、高齢者介護施設へ入居される方も増えてきました。
サンドラッググループの調剤薬局では、地域社会・地域医療への貢献の一環として患者さまのご自宅や介護施設へ訪問し、薬の管理や服薬指導・支援を行っています。
薬局で培ったコミュニケーション能力を強みに、処方内容・副作用・合併症などの確認や患者さまにより伝わりやすい言葉でのご説明、そして患者さまからお伺いしたお話を医師に報告します。
患者さまが安心してご自宅で過ごせるよう取り組んでいます。

子育てサポートへの取り組み

サンドラッググループには、結婚・出産・育児など・・・ワークライフバランスを支援する制度が用意されており、
患者さまに「この薬局は、私のお薬を安心して任せられる」と感じて頂く一つの理由として、
薬剤師が安心して働ける職場である事が必要と考えています。

育児休業延長制度
法律上、育児休業の期間は1年間(特別な事情がある場合は1年半まで)となっていますが、
サンドラッググループでは保育所に入所できない場合など
最大3年まで延長して休業することが可能です。
育児短時間勤務延長制度
法律上、育児短時間勤務制度は子供が3歳の誕生日を迎えるまで
勤務時間を6時間に短縮できる制度ですが、サンドラッググループでは、
子供が中学1年生になるまで勤務時間を6時間に短縮することができます。
復職フォロー制度
結婚・出産などの事情により退職した後、会社の全面バックアップのもと、復職できる制度です。

研修事業

医療機関の近くにある門前型の薬局はサンドラッググループの調剤部門の研修機関として薬剤師を受け入れ、研修を行っています。
多種多様な処方箋を経験することで、知識・調剤技術・コミュニケーション能力において「質」の高い薬剤師の育成を目指しています。
研修を終えた薬剤師は全国のサンドラッググループの店舗において、患者さまの「かかりつけ薬剤師」として活躍しています。

調剤研修機関として

「基礎から応用まで実践的な知識を教育する集合教育(off-JT)」と
「複数の店舗で様々な処方せんを経験する現場教育(OJT)」の連動により、薬剤師の専門性を高めています。
経験を積んだ薬剤師たちはその後、ドラッグストアに併設された薬局に勤務したり、門前型薬局にて後輩の指導に当たったり、
会社の運営に携わるなど活躍の場を広げていきます。

専門的な知識や高度な調剤技術の習得の場
門前型薬局の大事な役割のひとつが、サンドラッググループの調剤研修機関として、
どんな処方せんにも対応できる薬剤師を育成することです。調剤コースに入社した薬剤師は、
将来、調剤の真のプロフェッショナルとなり、サンドラッググループ全体の薬剤師に対して、
調剤知識向上のための指導を行っています。
教育を重視した運営方針
サンドラッググループの調剤薬局は教育に重点を置いた運営方針を持っています。
将来、どんな処方せんにも対応できる薬剤師を育てるためには、
多種多様な診療科目の処方せんを経験することが必要不可欠。
そのため、研修をおこなう薬局は総合病院や医療モール・医療ビルに隣接して設置されています。
さまざまな処方箋を経験し、薬剤師としての幅を広げる
近隣の病院の診療科目や、立地条件により薬局の業務内容は大きく異なります。
そこでサンドラッググループの調剤コースでは入社3年目までの薬剤師に対し、
半年から1年程度の間隔で、通勤圏内での店舗異動を行っています。
調剤研修機関として適正規模の薬局づくり
サンドラッググループの調剤薬局では薬剤師の配置を工夫し、1人あたり処方せん枚数を抑え、
しっかり患者さまと向き合い、研修にも取り組むことができる環境づくりをしています。
定期的に開催するセミナーで体系的に最新の知識を教育
習熟クラス別のセミナーを月1~2回開催し、基礎の確認から、科目ごとのポイント、
最新情報まで教育を行っています。

学会発表

日本薬剤師会学術大会・日本薬局学会学術総会は、全国の薬剤師が日々の業務改善への取り組みの成果などを発表する場であり、
また、その成果を元に他の薬局・薬剤師の質の向上を図る事を目的とし、毎年各地で開催されます。
サンドラッググループでは、口頭発表とポスター発表の両方を行い、薬剤師の研鑽の場として活用しています。

業務改善への取り組み成果の発表
薬剤師は、医療の担い手として多くの知識を日々習得すると同時に、
日常業務の改善を考える必要があります。患者さまに病気や薬を理解して頂き、
どうしたら薬を正しく服用して頂けるかなど、様々な業務における提案を行い改善に取り組んでいます。このような日々の取り組みの成果を発表することは、薬剤師の研鑽に繋がっています。
薬局・薬剤師の質の向上
他の薬局の取り組みなどを知り、それを私たちの薬局にどう活かせるかを考察します。
薬剤師や薬局の質の向上につながる取り組みは積極的に取り入れ、
患者さまにとってより良い薬局であり続けるよう心がけています。