サンドラッグ

リスクへの備えと対応

リスクマネジメントの考え方

サンドラッググループは、リスク管理を経営の重要課題として位置付け、大規模災害や顧客情報漏洩など事業活動に潜むリスクを洗い出しと、その管理体制の強化を図っています。平時においては、各部門において、その有するリスクの洗い出しを行い、そのリスクの軽減等に取り組むとともに、有事においては、「リスク管理規程」に従い「対策本部」を設置し、 グループ全体として対応する体制を整備しています。なお、顧問弁護士は、4ヶ所の弁護士事務所と顧問契約を締結しており、経営上・業務運営上の法律問題が生じた場合に、随時確認をとり、 アドバイスを受ける体制としており、不測のリスクを可能な限り回避・減少できるよう努めています。

サンドラッググループの事業上のリスクと考えられる主な事項は以下のようなものがあります(詳細は有価証券報告書をご覧ください)。
①薬局の経営並びに医薬品、化粧品、日用雑貨等の販売事業に関するリスク
②財政状態及び経営成績に関するリスク
③法的規制に関するリスク
④訴訟等に関するリスク
⑤事業体制に関するリスク

1.コンプライアンス・リスク管理委員会の設置・運営

コンプライアンス及びリスクに係る課題を識別し、適切に対応するため、社長が委員長を務め、取締役及び部門長を委員とする「コンプライアンス・リスク管理委員会」を設置しています。同委員会は、事業運営に関するコンプライアンス事案の報告・対応方針の策定・指示、コンプライアンス体制の基盤整備(推進及び教育体制、推進及び監査計画の策定など)を担っています。同委員会には、社外常勤監査役及び業務監査室長も参画しており、迅速に情報を共有するとともに、連携して任に当たる体制を採っています。コンプライアンス委員会での審議内容は、重要事案を取締役会で報告しています。

2.コンプライアンス教育

医薬品医療機器等法、食品リサイクル法、独占禁止法など薬局・ドラッグストア事業、あるいは小売事業に従事する者として不可欠な最新法令を常に確認できるよう、コンプライアンスガイドブックを作成しています。ガイドブックには法令以外に、ハラスメントの禁止、インサイダー取引の禁止、差別の禁止などが記載されており、広く従業員(パート・アルバイト社員を含む)のコンプライアンス意識の啓蒙に努めております。また、半期に一度、コンプライアンス確認テストを実施し、継続的な法令の改正に対応した知識の確認と定着を図っています。

3.コンプライアンス・ホットライン(内部通報制度)の設置・運営

サンドラッググループでは、全役員・従業員および当社グループで働くすべての人々が、コンプライアンス上の問題について直接通知し是正を求めることができる内部通報制度を設置しています。通報窓口は、社内のほか、社外(弁護士)にも置いています。この内部通報制度は、通報者の秘密保護のほか、通報者に対する不利益取り扱いの禁止について、当社グループの社内規程で厳格に規定しています。また、上記窓口の認知度・理解度の向上を図るため、周知活動を強化しています。